
僕は絶対にやらないけれど、売上をごまかしている企業はどういう調査でバレるのだろう?

こいつ、絶対やろうとしてるやん。

たまに売上ごまかしたニュース見るな。簡単に説明すんで。
意図的に税金を少なく申告しようとする場合、売上伝票やレシートを捨ててしまうことがあります。そんなとき調査官はどのように実際の売上金額を暴くのでしょうか。
領収書やレジを打たない会社の売上をどうやって暴くのか?

レシートや領収書を発行しない企業の売上はどうやって暴かれるのだろう?

そこは国税庁の腕の見せ所や。今回は「推計課税」を紹介すんで。
例)とある理髪店が売上をごまかしていたと想定しましょう。

へへ。売上の現金をこっそりポケットに・・・。成功成功!レジも打ってないし、領収書も出してないし!バレることないだろう。

こんにちは。今日は国税調査でお伺いしました。

こんにちは。なんでも回答しますよ!

年間売上は2500万円か・・・よし、ちょっと確認してみよう。

この1つ1000円の「ネックロール」とはなんですか?

ネックロールはお客様の首に巻く紙のことです。

あぁ、アレをネックロールと呼ぶのですね。ネックロールは1袋に何枚入っているのですか?

400枚です。

何年分かまとめて買っているのですか?

無くなりそうになったら都度買っています。

1人に何枚使用するのでしょうか?

1枚です。

そうですよね。ということは毎年20パック購入していて、1袋400枚ということは400枚×20パック=8000枚ですね。毎年8000人のお客様がいらっしゃる計算でしょうか?

であれば、そうなんでしょうね。

こちらの散髪代は1人5000円ですから、5000円×8000人=4000万円の計算になりますね。年間売上は4000万円程になると思うのですが、これはどういうことでしょうか?

そ、それは・・・
このように、消耗品から推測して暴くことがあるのです。
税務官は日々、どうやって正しい金額を導き出すのか、考えているのですね。
不正はせずに、堂々と申告しましょう!
こちらも参考にどうぞ→タクシーの領収書は税務官が注目する事項の1つ!
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