自転車事故で歩いている人に怪我をさせてしまった、
というニュースを見ることがありますね。
これまでは「自転車保険に入っている」ということを聞くことは
あまりありませんでしたが、
こういったニュースをきっかけに自転車保険に加入する方も増えています。
今回は自転車で事故を起こしたときの賠償金について、調べてみます!
自転車事故の賠償金は9,500万円?!
2008年に、小学生の男の子が歩行者に衝突した事故で、
2013年にくだされた判決は、9500万円の支払いを命じました。
被害者は意識不明の寝たきり状態が続いているため、
妥当な金額だという判断です。
小学生は未成年ですから、その支払は保護者への支払い命令です。
9500万円の損害賠償の内訳は?
損害賠償の内訳は以下です。
・将来の介護費:約3940万円
・事故で得ることのできなかった利益:約2190万円(専業主婦の女性が入院中に家事をできなかった分)
・けがの後遺症に対する医療費:約2800万円
自転車事故の慰謝料の相場はどれくらい?
事故の慰謝料の相場は、被害者の怪我の具合にもよりますので一概には言えません。
上記の事故のように、長い間意識が戻らず、今後も寝たきりが想定される場合、
やはり慰謝料の金額が高くなる可能性が高まります。
入院が必要ない、打撲などの場合は20万程から完治の期間によって変わります。
骨折は30万程から、完治の期間によって変わります。
入院が必要な場合は、50万程から入院期間によって、
350万くらいまでの幅があります。
子どもは被害を受ける対象だけではなく加害者にもなる
ニュースを見ると、子どもが被害者になるケースが多いのですが、
自転車については、子どもも加害者になることを忘れないでください。
特に、「怖さ」を知らない子どもは、猛スピードで坂道を下りたり、
蛇行運転をしたりします。
子どもが自転車に乗るようであれば、
保険に入ることを強くオススメします。
自転車保険が義務化されている地域がある
自転車保険が義務化されている地域もあります。
義務化されている地域は以下です。
兵庫県・大阪府・滋賀県・鹿児島県・名古屋市・埼玉県・京都府・神奈川県相模原市
今後も全国へ広がっていくことになります。
自転車保険は月額いくらなの?
自転車保険の月額料金は、数百円です。
例えば、au損保は月額400円、セブン自転車保険は月額347円、三井住友cycle保険は月額450円です。
保障の金額はそれぞれの保険で違いますが、
賠償金の金額は、5000万円〜1億円のことが多いようなので、
5000万円以上保障がある保険の加入が必須です。
自分に合った自転車保険を見つけよう!
自転車に乗る頻度などによって、かける保険も変わってきます。
よく自転車に乗る方向け
ロードバイクや自転車で通学、通勤している方は、賠償金が2億円まで対応できる保険をオススメします。
アークリンク総合保険の自転車保険は、
入院日額、手術日額、後遺症手当なども付いていてオススメです。
ツーリングなど自然の中で自転車に乗ることが多い方向け
人とぶつかることよりも、
自分でどこかにぶつかってしまうことが多いことが考えられる場合、
賠償金はほどほどだけど、入院や通院、手術などのサポートを強化している保険をオススメします。
au損保の自転車保険がオススメです。
全体のバランスがいい保険を希望している方向け
全体のバランスが良い保険を求めている方はセブンイレブンの自転車保険や、三井住友海上火災保険の自転車保険がオススメです。
医療保険に加入しているなら、そちらの保障を確認すること!
医療保険に加入している場合、入院費などの保障を確認してから
どの自転車保険に加入するかを決めましょう。
保障がダブるともったいないためです。
医療保険で入院費が充実している、などであれば、
入院費を抑えた自転車保険に加入することで、
月額料金を抑えることができます。
まとめ
自転車保険は加入していないという方も多いと思います。
しかし、昨今はデザイン性のある自転車が出ていて人気があるので、
歩道での自転車事故等も増えてきています。
自転車に乗る方は、自転車保険には加入しておいたほうが無難ですよ!
是非、検討してみてください。
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